2017年4月2日日曜日

[120] Suso Sáiz & Musikautomatika - Live in Caracas



80年代からプロデューサーとして活動してきたSuso Sáiz(スーソ・サイス)にとって、自身が過去に発表した作品は「不完全さが気になって聴くことができないもの」であり、これまで聞き直したり関心をもつことはなかったそうです。しかし、MFMの頑固な説得の末にコンピレーションのオファーに同意。「Odisea」のリリースを経て、過去の作品に対してポジティブな気持ちを取り戻したと語っています。Bcosof=〈Because Of〉は、40歳離れた甥のPedro Díaz(ペドロ・ディアス)と一緒に昨年立ち上げた未発表作品のアーカイヴ・レーベル。80年代から2000年代始めにかけてレコーディングされた発掘テープの中から、「Smoking Ashes」という一連の作品のリリースがアナウンスされています。3月22日にNTS Radioで放送されたこのプログラムでは、未発表曲 "Soul Cave P. II." と、92年にイベロアメリカ電子音楽祭に出演するためにベネズエラを訪れたサイスと同国の実験音楽グループMusikautomatika(ムジカオートマティカ)とのジャムセッション音源を披露。イベリアとイベロアメリカの実験音楽を結んだサイスの活動にはとても興味を惹かれます。



Bcosof
Music collective based in Madrid, Spain